古俣 大介
いつもピクスタにご支援・ご関心を寄せていただき誠にありがとうございます。
ピクスタ代表の古俣です。
当社は2024年12月期通期決算を発表いたしました。
通期業績は、連結売上高が前年同期比9.9%増となり、上方修正後予想を1.9%上回って着地いたしました。連結営業利益は前年同期比71.3%増で過去最高となりました。
PIXTA事業の通期業績は、大口案件もあり売上が前年同期比10.2%増となり、セグメント利益も前年同期比22.8%増と大幅増収増益で着地しました。ただ4Qに関しては、年賀状画像の売上が不調が大きく前年同期比で減少となりました。
PIXTA事業は今後も需要が増える見込みの機械学習向けデータ提供販売を強化しております。
fotowa事業の通期業績は、売上は前年同期比で2.2%増、撮影件数も前年同期比3.1%増となりました。またリピート率も順調に増加し、29.3%と過去最高となりました。特に4Q売上が増加し、売上は前年同期比10%増となりました。
合わせて中長期成長イメージと2025年12月期業績予想を開示いたしました。
中長期としては、2030年に売上を現在の約2倍の60億円、営業利益を10億円以上とする目標を立てました。
PIXTA事業の素材販売は緩やかな減少が続くと見込み、それをfotowaやPIXTAオンデマンドなどの撮影事業、また機械学習向けデータ販売事業が補って力強く成長するシナリオを描いております。ビジュアルニーズのある顧客に対し、様々なサービスをトータルで提供する「ビジュアルプラットフォーム」として成長を目指してまいります。
その皮切りとして、2025年12月期業績予想は、過去最高売上となる30億円、営業利益は昨年の大口案件の反動や、PIXTA事業の売上減が影響し減益予想となっております。今回もある程度堅めの予想となっているため、予想を上回る着地を目指したいと考えております。
特にfotowa事業は、2024年にトライアルしていた「ニューボーンフォトおまかせセットプラン」が好調だったため、それを軸にしたサービスにリニューアル予定で、その後に大きな成長を目指してまいります。
また再掲となりますが、3Q決算発表時に2024年12月期に配当を実施することを開示いたしました。
過去3期の自己株式取得により流通株式が減少していること、また今後成長に向けた取り組みをしつつ、中長期的に安定した利益を計上できる見通しのため、株主還元施策を配当に切り替え、今期を含め3年間同額の配当を予定しております。
今期も再成長に向けて各事業の取り組みを進めてまいります。 株主・投資家の皆さまには引き続き温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
ピクスタ株式会社
代表取締役社長  古俣 大介