ピクスタ株式会社
日本人画像にオーダーメイドの情報を付与
商用利用可能な機械学習用教師データセットの共同販売開始
画像素材のPIXTAとAIテックベンチャーのグローバルウォーカーズ社が業務提携
商用利用可能な機械学習用教師データセットの共同販売開始
画像素材のPIXTAとAIテックベンチャーのグローバルウォーカーズ社が業務提携
ピクスタ株式会社とグローバルウォーカーズ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:森川 和正)は、機械学習用教師データの画像素材販売強化のため、本日8月19日に業務提携し、ピクスタが運営する写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」が保有する画像データに、グローバルウォーカーズ社が提供する機械学習・深層学習向け教師データ作成サービス「Annotation One」が、クライアント企業の要望に合わせたアノテーション(画像データに適切な情報をタグ付けする業務)を施した「機械学習・深層学習における商用利用可能な画像データセット」として共同販売を開始いたします。
これにより、機械学習・深層学習を望む国内企業が欲する「商用利用可能なアノテーション(タグ付け)された日本人を主とした人物画像データ」を短期間で提供することができます。多くのクライアント企業にとっては有効な教師データを短期間で収集することができ、機械学習・深層学習の開発スピードの向上につなげることが可能になります。
◉紹介ページ:https://pixta.jp/antenna/?p=25729
機械学習・深層学習用データセットの共同制作・販売
【概要】
グローバルウォーカーズ社の機械学習向けのアノテーションサービス「Annotation One」を活用し、PIXTAが保有する人物画像素材にグローバルウォーカーズ社がアノテーション(画像データに適切な情報をタグ付けする業務)を施し、機械学習・深層学習用教師データセットとして提供します。 これにより、クライアント企業は自社でアノテーション作業を行う手間をかけず、短期間で効率的に機械学習用の画像データセットを入手することが可能になります。
【詳細と提供フロー】
ピクスタがクライアント企業の要望に応じた人物画像素材を必要点数ピックアップし、グローバルウォーカーズ社経由でクライアント企業の要望に応じたアノテーションを施した上で納品いたします。(営業窓口はグローバルウォーカーズ社が対応)
納品までの期間は、必要とするデータ数、アノテーションの種類やタグ数にもよりますが、外接矩形アノテーションでタグ数5〜10を想定した場合、5,000枚で約2週間〜で納品が可能。機械学習における開発スピードの向上に貢献いたします。
【グローバルウォーカーズ社で施せるアノテーション例】
外接矩形(Bounding Box)
対象となる物体の画像やテキストを四角い矩形にくくり、X/Y座標の2次元データを付与します。
顔検出や物体検出など様々な分野の機械学習で利用されています。セキュリティ関連、製品の外観検査、農業、自動運転、WEB上での画像での検索、など多岐にわたります。
領域分割(Semantic Segmentaion)
1画素単位でどの物体のカテゴリーの範囲であるのかを取得するためのアノテーション手法です。
自動運転、ロボティクス、医療診断画像など人体検知のほか、工業製品検査、土木建設現場などの高精細な情報を必要とする分野で多く利用されています。
骨格データ付与(Key Point)
画像や動画データの中から人物の姿勢を推定する「姿勢推定」や「骨格検出」などに利用されるデータです。
スポーツや医療・ヘルスケア業界、教育関連、セキュリティなど人の動きにまつわる分野で利用されています。
機械学習・深層学習に人物画像を教師データとして活用する場合、肖像権や著作権の観点から、インターネット上にある人物画像を使用することは難しく、特に日本人の顔画像は、教師データとして利用できるほどのデータ数を集めるのが難しい現状です。また、画像データに開発したい内容に応じた情報を付与する「アノテーション」が不可欠であり、日本人画像を用いた機械学習・深層学習を行うには、画像収集とアノテーションの2つを解決する必要がありました。
そこで、商用利用可能な日本人画像データを多数保有するピクスタと、アノテーション専属チームを持つグローバルウォーカーズ社が提携することで、画像収集とアノテーションの2つを同時に解決し、効率的に有効な教師データ取得を可能にします。
本提携による、クライアント企業の要望に合わせた完全オーダーメイドによる画像選定及びアノテーションをほどこした教師データセットの販売を皮切りに、汎用的に利用可能な両社オリジナルのデータセットのパッケージ展開も検討してまいります。
たとえば、自動運転、スポーツ、医療ヘルスケア、外観検査など多岐にわたるパッケージ展開も視野に、国内のAI開発を支援し「多様性を内包した持続可能な社会」の実現に貢献したい考えです。
グローバルウォーカーズは、ディープラーニング(深層学習)・画像処理技術の領域で高度な技術と知見を保有しているAIテックベンチャーです。研究開発型のAIスタートアップとして、画像処理技術・3D姿勢推定・AI-OCRなど多岐にわたり研究開発をおこない、クライアント企業のプロジェクト受託開発も手掛けています。
また、AI学習用教師データの作成・運用を、安全・高品質かつ低価格で提供できる体制を整備し、クラウド型アノテーションサービス「Annotation One」を展開。国内の主要な自動車会社をはじめとした大手製造業や、AI導入を進めている企業から高い評価を得ています。2020年4月より新たにミャンマー法人を設立し、安価かつ熟練したアノテーターによりさらに高品質なアノテーション作業を提供しております。AI開発プロジェクトにおいては、継続的なアノテーション作業が必要なクライアント企業向けに、企業ごとの専用アノテータ―を利用いただくことが可能なラボ型アノテーション「GWラボ」も用意しております。
Annotation One:https://annotation1.com/
社名:グローバルウォーカーズ株式会社
代表者 : 代表取締役社長 森川 和正
本社 : 東京都品川区西五反田2-25-2 飯嶋ビル5階
WEB:https://www.globalwalkers.co.jp
設立 : 2016 年 6 月 1 日
事業内容 : AI(深層学習/機械学習)×CV(画像処理)技術を核としたソリューション事業およびプラットフォーム事業の展開。プラットフォーム事業としては AI データプラットフォーム”Annotation One”を提供。
「PIXTA」はプロ・アマチュア問わず誰もが自ら制作した写真・イラスト・動画・音楽をインターネット上で売買できるデジタル素材のマーケットプレイスとして2006年5月に開設されました。あらゆるジャンル、媒体のクリエイティブを支える豊富なイメージ画像・動画・音楽を取り揃え、日本を中心に、アジア各国の生活・文化にそった豊富なアジア素材が特徴です。 現在は、英語、簡体字、繁体字、韓国語に対応し、アジアのクリエイティブ制作分野の人々から高い支持を受けています。
PIXTA
日本語版 /
英語版 /
中国語簡体字版 /
中国語繁体字版 /
韓国語版
※決済対応通貨:日本円、USドル、台湾ドル、韓国ウォン
■会社概要
社 名:ピクスタ株式会社(東証マザーズ:3416)
設 立:2005年8月25日
所在地:東京都渋谷区渋谷2−12−19 東建インターナショナルビル5F
TEL:03-5774-2692 / FAX:03-5774-2695
資本金:319,477千円(2020年6月末時点)
代表取締役社長:古俣 大介
URL:https://pixta.co.jp/
事業内容:デジタル素材のオンラインマーケットプレイス「PIXTA」の運営
出張撮影プラットフォーム「fotowa」「fotowa biz」の運営
芸術家支援プラットフォーム「mecelo」の運営
支 店:日商匹克斯塔圖庫股份有限公司台湾分公司(英文名:PIXTA INC. TAIWAN BRANCH)
子会社:スナップマート株式会社
Topic Images Inc.
PIXTA ASIA PTE. LTD.
PIXTA (THAILAND) CO., LTD.
PIXTA VIETNAM CO., LTD.
■ 取材に関するお問い合わせ
ピクスタ株式会社 担当:小林、塚田
MAIL:pr@pixta.co.jp
※当社は現在新型コロナウイルス感染拡大防止策で在宅勤務中です。
※恐れ入りますが、お問い合わせはメールにてお願いいたします。